2016.10.16  龍津寺にて つづき

演奏後は皆さんに箏を体験していただきました。

基本は右手の3本に爪をはめて弾くので、指輪のように個々のサイズに合わせた爪を使います。しかし近年はマジックテープでサイズ調整可能な爪があり、その爪を使って実際に爪をつけて弾いてもらいました。

そして、今回も質問されたのが柱(じ)を動かす動作。曲毎に調弦をするからでしょうね。ちょうどオープニングアクトで使用した電子ピアノがそばにあったのでピアノと比較して説明。ピアノが88弦あるのに対して箏はたったの13弦、左手で弦を押したり、柱を動かしたりしても演奏に使える音数が限られてます。しかし、弦の数は少ないですがピアノは平均律で均等に区切られた音しか出せないのに対し箏は調整が可能です。

時間に追われる現代では、効率よく物事を進めることが良いことのように思いがちですが、何事も一長一短。調弦にかかる時間も一長に思っていただけるようなアイデアが浮かぶと良いのに!

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横笛の松尾さんも篠笛の他にいろいろ準備していただいていて、学生さんは松尾さんのお話がとても興味深かったそうです。あぁ、私も一緒に聞きたかった・・・・・