糸が切れました

studioに箏を3面置かせてもらっているのですが、1面は柱切れといって左手で柱(白い駒、ブリッジ)の左側の弦を押す摩擦で切れてしまい 、金属の糸巻きがついた箏を練習用に使っていたのですがそれすらも切れてしまいました!

残る1面も爪による摩耗がちらほら見受けられるので、急な本番用に残してできるだけ使用しないで温存していたのですが・・・・・四面楚歌な気分!なぜなら箏の糸締めは職人さんにしていただくからです。

かと言って練習しないわけにはいかないですし、最後の一面を切ってしまったらおしまい・・・・・楽器屋さんに連絡すれど目処が立たない(春先は楽器屋さんも忙しいのです)

背に腹は代えられぬ!金属の糸巻きの箏なら張力の微調整はペグで可能なので自分で締めてみることにしました。かつて師事していた糸締めが上手な先生(楽器屋さんでバイトした時に身につけたそう)が、”糸締めは力が要るというよりはタイミングだよ。コツつかめば出来る”と仰っていた言葉を思い出し、信じて・・・・・

しかし、要領は理解できてもタイミングとコツは掴めず。数時間かけてようやく使えるまでにはできましたが、明らかにスペアタイヤ状態・・・・・たった1本なのにもう大変!やはり職人技が必要なんだなと実感しました。 

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やり直す気力もなくとりあえず応急処置状態で練習再開しましたが、昨日楽器屋さんと連絡がついて数日後に見ていただけることになり、ようやく一安心です。