着付け合い・助け合い

 語呂合わせで5/29を「呉服の会」と称し、鴨川の酒屋さんが営む「さかげんホール」にてコンサートが行われています。今年のコンサートをギター&箏で担当させていただきました!

「呉服の会」ということですので、もちろん着物で。お手伝いくださった小二田さんの奥様も着物を持参して下さり、互いに着付け合い。

子供の頃、着物は着れば窮屈だし親に叱られることが多く(着崩れしたり汚すからです)着物=イヤなもの・・・・・と思っていました。大人でも管理や着付けの手間など「着物は好きだけど・・・・・」という方、自分以外にも多いかと。

一番の問題であろう洋服のように簡単には着られないこと・・・・・しかしそれは裏を返せば、要領を得るために倣って着ることで思考もするしコミュニケーションもとるため、ただ不便だからでは切って捨てられないものがあるように自分で着付けるようになってからは感じています。

手間暇かけて丁寧に作られた着物その物自体にも尊さと美しさを感じますが、鏡が無いと自分では見えない帯結びなどは、互いに相手の背後を見て正し連なっている様が文化継承を体現しているようで良いな・・・・・と思う今日この頃です。

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