晴れ晴れです

ようやく楽器屋さんに糸を締めていただきました!

切れやしないかと心配してあまり弾かずにいた柾箏は新しい弦に張替え、柱切れしていた箏も締め直していただきました。

これで心置きなく練習に励めます♫

そしてやはり新糸は音に張りがあり伸びやかで気持ちが良いです!

今日は4/7のコンサートに向けて小二田さんから新譜を渡されました。新曲も気持ち晴れやかに取り組めます。

気持ちよく楽器が弾かせてもらえて、ステキな曲まで与えられるとは何と有難いことでしょう。皆様ありがとうございます!頑張りマス!

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赤坂にも支店を出された富山の和楽器屋「村松屋」さん。9代目という老舗の矜持を柔軟かつ確固として持つ姿がとてもステキな頼りになるお方です。

2017.4.7 コンサートのお知らせ @日本福音ルーテル東京教会

 牧師カフェでいつもお世話になっているルーテル東京教会にてコンサートを催します。

1年前にも「かしこ」CD楽曲のお披露目を小二田さんと二人で行ったのですが、今回はCDで助演してくださった横笛の松尾さんとパーカーションのブン太さん、ライナーを書いてくださった琵琶の塩高さんをお招きして豪華にお届けします。

 

 

 

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「かしこ」CDデザインを担当してくださったatomicのじんさんが今回フライヤを作成してくださいました。

「かしこ」の世界観に春らしさと教会の静粛さとが混じり合ってみえます。このような演奏がお届けできるよう努めますので、皆様ご支援よろしくお願い致します。 

 

糸が切れました

studioに箏を3面置かせてもらっているのですが、1面は柱切れといって左手で柱(白い駒、ブリッジ)の左側の弦を押す摩擦で切れてしまい 、金属の糸巻きがついた箏を練習用に使っていたのですがそれすらも切れてしまいました!

残る1面も爪による摩耗がちらほら見受けられるので、急な本番用に残してできるだけ使用しないで温存していたのですが・・・・・四面楚歌な気分!なぜなら箏の糸締めは職人さんにしていただくからです。

かと言って練習しないわけにはいかないですし、最後の一面を切ってしまったらおしまい・・・・・楽器屋さんに連絡すれど目処が立たない(春先は楽器屋さんも忙しいのです)

背に腹は代えられぬ!金属の糸巻きの箏なら張力の微調整はペグで可能なので自分で締めてみることにしました。かつて師事していた糸締めが上手な先生(楽器屋さんでバイトした時に身につけたそう)が、”糸締めは力が要るというよりはタイミングだよ。コツつかめば出来る”と仰っていた言葉を思い出し、信じて・・・・・

しかし、要領は理解できてもタイミングとコツは掴めず。数時間かけてようやく使えるまでにはできましたが、明らかにスペアタイヤ状態・・・・・たった1本なのにもう大変!やはり職人技が必要なんだなと実感しました。 

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やり直す気力もなくとりあえず応急処置状態で練習再開しましたが、昨日楽器屋さんと連絡がついて数日後に見ていただけることになり、ようやく一安心です。

生死 いろいろありました

昨日は再びムットさんのお見舞いに行ってきました。

上体を起こし話もできるようになっていて、今日から流動食の食事も。ICUにいるとはいえ話もできなかった数日前に比べると回復の兆しがみえ、胸を撫でおろしたところにちょうど同じタイミングで家族も来て、その回復ぶり目に皆涙を浮かべていました。

この日は末娘キャサリンの誕生日。お父さんのいない誕生日は喜べないと言っていましたが、レストランにお祝いに来てくれるお客さんに”皆さん優しくて嬉しいです”と素直に喜び笑顔を見せてくれました。

ここ数日張り詰めていた気が緩んだと思った矢先、友人のご尊父の訃報が。

毎日当たり前に誰かが生まれ誰かが死ぬわけですが、普段あまりに無頓着なせいか身近に起こる毎に深く考えさせられます。

死ぬまでに何をしたいのか、死に向かうために何をすべきなのか・・・・・ムツカシイ・・・・・

とにかく、一人でも多く周りの人々が笑顔で穏やかであってほしいと願います。

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次のコンサートに向けて

4月にコンサートを企画調整をしていたら、琵琶の塩高氏が名乗りを上げてくださいました。せっかくなので氏の曲を1曲一緒に演奏しましょう、と決まったのが”春の宴”。源氏物語の一節を題材にした作品で、編成は箏と笛と語りです。

箏と琵琶は、一般的には接点がありません。

雅楽では楽箏・楽琵琶と呼ばれ分類されている別の楽器で、その他の楽器も加わった大規模編成の中で一緒に演奏しますが、近現代になって邦楽器を用いた大編成の曲が作られるまではそれぞれ独自に発展したようです。

とはいえ、これまたせっかくなので別のオリジナル曲で琵琶と一緒に演奏させていただきます。そして、平安貴族の雅な風情を醸し出すこの曲に、琵琶はではなくギターでどう絡むのか!

乞うご期待です!

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とりあえず、いただいた譜面をPCに写し終えました。

平和の凧

今日は小二田さんの奥さんのご友人ヤスさんが歌の録音にいらっしゃいました。

実はヤスさん、鳥凧・喧嘩凧を作っていらっしゃるんです。石垣島で行われる凧の大会用に曲と”ウォーキング・カイト(平和の凧)”の制作もされているそうで、石垣島の子供たちより一足先に私も平和の凧をプレゼントしていただきました!

ただ持って歩くだけでO.K.という可愛らしい白い鳩の凧。室内でも軽く振れば鳩が飛び、なんとはなしに和みます。

凧上げの文化も高齢化が進み、後継者不足が深刻なんだそう。

箏もですが、かつての日本の文化という認識ではなく、今現在の生活に馴染んだものになればもっと時間の流れが緩やかに感じられるのではないかと思うのです。もともと感性として馴染みがあるはずですから。そうすれば自ずと継承者は継っていくはず。

平和の凧が失くしがちになる感覚を呼び覚ましてくれました。

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ちょうど近所の森田さんと娘さんのことこがstudioに遊びにきたので、ことこにもプレゼント。始めのうちは人見知りしていたことこも凧を手にして喜んでいました。平和な光景です。

 

ムットレストランへ

大久保のご近所活動で出会ったムットさん。南インドバンガロール出身で日本に来てからもう20年超。総武線大久保駅から徒歩7・8分程の場所でレストラン経営をされています。

家族でお店を経営されていて、2号店があった頃はstudioから近いこともあり頻繁にお店に顔を出していたのですが、ここ数年は年に数える程度になってしまっていました。

そのムットさんが入院してICUに入っているという情報を得て、慌てて娘さんに連絡をとり昨日お見舞いに行ってきました。病名はわかりませんが心機能が低下して脳に血液が循環しなくなったようです。話はできないのですが意識はしっかりしていて、少し安心しましたが今後のことを考えると不安です。

今日は、家族のお見舞い兼ねてひさしぶりに小二田夫妻と一緒にムットレストランへ。

日本が大好きで、人好きの気さくな性格が慕われて、ムットさんの周りにはたくさんの人が集まるのですが主のいないレストランは違うお店のようでした。