逆旅日記

 数年ぶりに来日されたパット&オーインさん。奥様はお二方ともに日本人なのですが、パットさんには二人のお子さんが。

前回も家族4人でstudioにご挨拶にいらして下さり・・・・・その時は積もる話を小二田さんとご両親がしている間、私は子供達と一緒にドラムセットで遊びました。ちょうど日本に来る直前にバンドのLIVEを観たそうで、二人共ドラムに夢中!バスドラムの音に最初ビッツクリしたのも束の間・・・・・ドラマーなりきりっぷりに大人たちも含め大いに盛り上っがたのです。

その二人が、見違える程背が伸びて弟のショーン君も日本の小学生の年齢に。でもドラムセットで一緒に遊んだことは覚えててくれて嬉しかったです!小二田さんも喜んでいました。そして二人共既に楽器を始めているそうです。

そんな話をしているところに丁度ベーシストの落合くんが習っている馬頭琴を持参でstudioへ・・・・・同じ擦弦楽器奏者のよしみで(!?)馬頭琴を披露&体験していただきました。興味津々のご様子。

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studioで私が唐辛子を栽培しているのを気に入って下さり、パットさんは写真でアイルランドの自宅付近の光景を見せてくださいました。やはり土地が違えば育つ植物も違って興味深い・・・・・でも自然いっぱいの光景がやはりパットさんの音の土台なのだなと感じました。

リラとショーンは買ってもらったばかりのぬいぐるみを披露。リラは10歳。同年代の日本の多くの子供たちがアニメやゲームに夢中の中、ぬいぐるみをまるでチーターの赤ちゃんのように可愛がる姿はとても愛らしく微笑ましい光景でした。

こういった感受性や体験が音楽性にも大きく関わるのだと思うので、この小さなミュージシャンの将来が楽しみです♫

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暑い中、上野へ子供たちを連れて遊びに出掛けた帰りにわざわざstudioに立ち寄ってくださいました。

LIVEの時に”リラとショーンは来ないの?”と気にかけていたのをパットさん覚えててくださったんでしょうね。そんな気遣いをしてくださるパットさんステキ過ぎです!

また近いうちに会えますように!

2017.8.9 牧師カフェ@日本福音ルーテル東京教会

明日の牧師カフェ、箏も参加させていただくことになりました。

明日は8/9。長崎に原爆投下された日であり、いつものように演奏し音楽を聴いていただくだけではない意義のある時間を持てないか・・・・・ということで、後藤牧師にお話をしていただきその合間に賛美歌などを演奏いたします。

正午12:00~と13:00~の2ステージ お時間ある方は是非!

福祉作業所のパンとコーヒーの販売もあります。

2017.6.7 アイルランド・ネパール・日本@ネパールギットがザール その2

日本でもアイリッシュファンは多く、近年ふとした際に耳にすることも多くなっているように思います。そんななかでもパット&オーインさんのお二人はコアなトラディッショナル奏者。シンプルな中に独自の文化が凝縮されていて、その風土と暮らしと音楽が密接であることが覗い知れました。 

パットさんはフィドル奏者ですが、オーインさんがボタンアコーディオンの他にギターとアイリッシュフルートも演奏され、日本の篠笛とネパールのバンスリという3カ国の笛が登場。その音色や奏法の違いも興味深かったです。

アイリッシュのダンスチューンになるとウズウズしてきた人達が思い思いに踊り出し、国籍入り乱れて一緒に踊るというなんとも平和な光景に・・・・・”音楽は国境を超える”という言葉を体感できた楽しい夜となりました。

パット&オーインさんも「日本でいろんな場所で演奏したけれど、目の前でお客さんが踊って盛り上がることは初めてだ!」ととても楽しんで下さり、お店の経営者でミュージシャンでもあるイ・ソウルさんも大喜び!至福の時間でした。f:id:kotoganpy:20170610143422j:plain

二人の息の合った演奏は素晴らしい♫

でもこの日一番印象的だったのは、パットさんが奥様エリカさんに向けて作られたフィドルソロ。パットさんの人柄を表すその独白的な音にとても感動を覚えました!

2017.6.7 アイルランド・ネパール・日本@ナマステギットがザール

 2年ぶり!?アイルランドからパット&オーインさんが日本ツアーに来日されました。

小二田さんとパットさんは私がstudio M来る以前からの長いお付き合いだそうで、毎回来日の際には大久保レッスン場としてstudioを利用してくださっているんだとか。

 今回は大久保で一緒にLIVEをしよう!と小二田さんが企画してくださり、ネパールレストランで実現。大久保多文化交流イベントととして大いに盛り上がりました!

最初に箏&ギターと篠笛(お忙しい中、松尾さんが参加!)

ついでネパールのバンスリ&タブラと小二田さん。(バンスリのプンさんとタブラのリシさんは5月からstudioで小二田さんに指導を受けて練習に励んでいます)

そしてお待ちかねパット&オーインさんによるアイリッシュ。最後には日本のアイリッシュファンを交えたアイリッシュセッションも!

 私は箏でセンションに参加。アイリッシュではフィドルの他に弦でアイリッシュハープがありますが、その楽器の特性や音の違いをお二人は楽しんでくださり今回のセッションを同じよう喜んでくださいました♫

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上の写真メンバー以外に、撮影してくださった小二田さん、イリアンパイプ奏者のウッチーこと内野さんとオートハープによる弾き語りマッキーも出演。パットさんの奥さんエリカさんにもアイリッシュの曲の解説でステージに・・・・・ありがとうございました!

ネイティブアメリカンフルート

 今日は水曜日。日本福音ルーテル東京教会では毎週水曜日に牧師カフェが開かれています。第1・3は2階の礼拝堂でミニコンサート付きの礼拝が、第2・4は1階のロビーにて12時と13時の2回に分けてミニLIVE(音楽に限らないようです)が行われています。

来週8/9(水)の牧師カフェはstudio Mが担当。当日は長崎に原爆投下された日であり、それを考慮しつつ小二田さんが後藤牧師と共に音楽を交えてお話をする予定です。そこに箏の出番はあるのか!?・・・・・まだわかりませんが、のんびり日永な昼下がりにはならなず少しだけ思考する時間が与えられそうです。

音楽も未来も”人が想像したものを具現化した世界”だとすれば、何を考え何を望むかはたとえ一個人であろうと大切で、特に音楽は耳にした人に与える印象がその思考や情感に影響を与える上でとても重要だと思っています。

 来週はそう言った意味でも意義ある時間が持てるのではないかと期待大!

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上の写真は、5月に知人が牧師カフェでLIVEを担当された際に共演者された柳沢さんがネイティブアメリカンフルートを演奏。LIVEの合間に楽器を吹かせていただき、いきなりセッションも・・・・・その模様です♫

とても柔らかい素朴な音で、自然と暮らしと音楽の距離が近い民族の憧憬に駆られました。

着付け合い・助け合い

 語呂合わせで5/29を「呉服の会」と称し、鴨川の酒屋さんが営む「さかげんホール」にてコンサートが行われています。今年のコンサートをギター&箏で担当させていただきました!

「呉服の会」ということですので、もちろん着物で。お手伝いくださった小二田さんの奥様も着物を持参して下さり、互いに着付け合い。

子供の頃、着物は着れば窮屈だし親に叱られることが多く(着崩れしたり汚すからです)着物=イヤなもの・・・・・と思っていました。大人でも管理や着付けの手間など「着物は好きだけど・・・・・」という方、自分以外にも多いかと。

一番の問題であろう洋服のように簡単には着られないこと・・・・・しかしそれは裏を返せば、要領を得るために倣って着ることで思考もするしコミュニケーションもとるため、ただ不便だからでは切って捨てられないものがあるように自分で着付けるようになってからは感じています。

手間暇かけて丁寧に作られた着物その物自体にも尊さと美しさを感じますが、鏡が無いと自分では見えない帯結びなどは、互いに相手の背後を見て正し連なっている様が文化継承を体現しているようで良いな・・・・・と思う今日この頃です。

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2017.5.29 呉服の会@さかげんホール

千葉県の鴨川にある酒屋さんが経営するさかげんホール。この場をお借りして着物が大好きだと仰る寺嶋さんが5/29に語呂合わせて「呉服の会」という催しをされています。

小二田さんの地元ということもあり、地元鴨川の方からご紹介を受けて演奏させていただきました。

「かしこ」の中から数曲と、この日にちなんで小二田さんが書き下ろした”着物”(曲のタイトルではありません)の曲、そのほかに参加者全員が歌を歌える曲を・・・・・というご要望にお応えして「茶摘・雨降りお月さん」を演奏。

そしてこの日遂に!歌デビューを果たしました。先にCDを聴いてくださっていた寺嶋さんから「かしこ」を是非!とリクエストされたため、心細いながらも弾き語ることに・・・・・

さかげんホールの店主は音楽がお好きで地元の合唱団の指導をされているそうで、娘さんも声楽家。穴があったら入りたい気分と開き直りの気分で・・・・・それこそ一生懸命、必死・・・・・緊張すらない状態(笑)。

しかしながら皆さん「かしこ」の曲を気に入って下さり、地元の合唱団でも歌いたいと仰ってくださったので一先ず役目は果たせた!?気分でした。

 

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この日、企画者の寺嶋さんは紫陽花を思わせるようなステキな宮古上布をお召になっておられました。お客様も数名、着物でご来場いただき優雅な集いでした。

一緒に写真を撮らなかったことを後悔!また是非伺いたいです!