2013.3.11 東日本大震災3回忌 その1@気仙沼

www.facebook.com 

 新型コロナウイルスの影響でイベントやLIVEが中止もしくは延期になる中、studio Mでもキャンセルが相次いでいます。とはいえ、出来る事を!と小二田さんが既存の曲をFBやYoutubeにアップしています。

 先日9年目を迎えた東日本大震災の3回忌の法要に、小二田さんの旧知でJazz ドラマーのバイソン片山さんのご実家、気仙沼にある地福寺にて奉納演奏をさせていただいたことが。その際、小二田さんの完全オリジナル以外に気仙沼の詩人 水上不二の詞2編にも曲をつけ演奏しました。その2曲がアップされたので、先ず1曲目をご紹介。

 

”青い海のなかに”

青い海のなかに、 小さい島がひとつ。

小さい島のなかに、 つばきの木が一ぽん。

春がきて、咲いて、 朝日に夕日にひかって、

東を見ても花ざかり、西から見ても花ざかり。

 

生まれ育った大島を慈しみ愛でる詞に香苗さんの温かく包み込むような歌声が相まって陽だまりのような曲です。丁度、大島に伺った日も風はあったものの暖かな日差しの長閑な日で、船の上で黙祷のサイレンを聞いたことを覚えています。

当時大島には橋がなく、渡船するほかに島に渡る手段がなかったのですが、橋を架ける架けないで大論争になっていたようです。結局橋は架けられ、車で容易に往き来出来るようになったと聞いています。

何を得て何を失うのか・・・・・大島に住んでいない自分が口を挟むことは憚れますが、水上不二は大島の変化をどう感じるのだろうと思わずにはいられません。

ただ、生まれ育った土地を慈しみ愛でる人々、その心が失われないことを願います。